地元の重鎮・武田豊樹が白星スタート ~取手競輪場~

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武田豊樹
地元の精神的な支柱
1年に1回、失敗できない地元記念

 6月27日(木)から取手競輪場を舞台に開設74周年記念『水戸黄門賞』がスタート。

 8レースには、地元の重鎮である武田豊樹(茨城・88期)が登場。高校の後輩でもある高橋晋也の先行に乗って鋭く追い込み、地元記念白星スタートを飾った。
 前を回った高橋は「直前にやったきつめの練習の疲れが残っていて、体がうまく使えなかったが気持ちで。(武田は高校の先輩で)いいプレッシャーですごい頑張る気持ちになった」と気持ちの入った先行を披露。

 武田は「久々にああいう先行の番手を回って緊張感があった」とレースを振り返った。数々のタイトルを獲得して競史に名を残し、地元記念を3度制しているレジェンドレーサーだが地元記念はやはり別格のようだ。

 「悪くはないけど、地元戦だからなのかきつかったです。1年に1回と思うと、失敗できないなとか勝ちたいとか、いろいろな気持ちをもっていました。長いキャリアでも毎年こういう気持ちになるし、地元記念は特別競輪と思って走ってきました。地元勢の活躍のなかに自分もいたい」。

 50歳とベテランの域になっても特別でな気持ちで臨むシリーズ。白星スタートにも、気は休まることなく二次予選へと臨む。

角田祐馬記者

2024年6月27日 18時15分

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