地元大西貴晃の雪辱戦だ ~別府ミッドナイト~
チャレンジは稀に見る大混戦
4月4日からの別府ミッドナイトは各地区に強豪がそろったが、地元の大西貴晃が断トツの存在だ。降級の今期は6戦5Vの快進撃を見せており、まさに絶好調。
「流れもいいけど、調子もいい。練習の成果が出ていますね。S級で走っていたんで、A級では負けられない気持ちで戦っています」
決まり手を見ると、先行から追い込みまでバランス良く数字が並んでいるように、相手に応じた柔軟な攻めが持ち味だ。
「自在にやっていきたいので、自力でも番手戦でも構わない。自力なら自分のタイミングでしっかり行ければ」
今期唯一、決勝で負けたのが2月当所のミッドナイト。今度こそ総力戦で優勝を取りにいく。
チャレンジ戦は、117期生が大平竜太郎、田典幸の優参もままならない2人しかいない混戦模様。有力なV候補として増成富夫に注目が集まりそう。昨年10月に50歳の大台を迎えた大ベテランだが、通算565勝を挙げているレジェンドレーサーらしく随所で沸かせるレースを見せている。18年後期以降は1期だけ2班に復帰しただけでチャレンジ暮らしが続くが、昨年は5月玉野、9月当所ミッドナイトで優勝し、今年に入ってからも2月松阪ミッドナイトをV、3月防府を準V。
「調子は問題ない。今は練習したところで、そこまで強くなるわけじゃないしコツコツ頑張るだけ」
生涯自力を貫き、長年培った先行テクニックはまだまださびていない。ここも魅せる走りで結果も出す。
2021年4月4日 13時17分
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選手詳細データ
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大西貴晃 選手大分・101期
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増成富夫 選手岡山・66期