郡司浩平が3度目の地元記念制覇 ~川崎競輪場~

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郡司浩平
ファンの前で賞金ボードを掲げて優勝報告
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郡司浩平
清水裕友に合わせて踏み込みゴール線を力強く駆け抜けた
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郡司浩平
大きく右手を挙げ優勝の喜びをファンと分かち合う
地元ファンの目の前で熱い走りを披露

 4月11日(日)に最終日を迎えた川崎競輪開設72周年記念『桜花賞・海老澤清杯』は地元のエース郡司浩平(99期・神奈川)が70周年大会に続いて大会連覇(71周年は全日本選抜競輪があったため行われていない)。通算3度目となる地元記念制覇で幕を閉じた。
 
 決勝は先頭を松井宏佑が務めて、要の番手が郡司浩平。3番手を松谷秀幸が固める充実ラインを形成。初手で3番手の位置を取った松井が赤板過ぎに正攻法の構えから山崎賢人を突っ張った清水裕友を打鐘付近で叩いて主導権。番手で大きく車間を空けた郡司が最終バック4番手の位置からまくる清水に合わせて踏み込みそのままG線を駆け抜けた。

 「今回はファンの目の前で見せられたので。全日本選抜の時は目の前で優勝報告ができなかったですし、嬉しいですね。自分の中でも最高の形になってくれて。本当に感謝しかないですね。(スタートは)誰も出なければ前でしたけど、誰か出るかなって。(山崎が)遅かったので逆に嫌な感じでしたけど、宏佑がさっと引いてくれて態勢を整えていいタイミングで行ってくれました。出切ってからも緩めることなく加速していったので自分は車間を空けて。清水の出も良かったですけど、車間を詰めながら張りながらって感じで。一回戻ったんですけど、大外ないし、中をくる怖さもあったのでちょっと早めでしたけど踏ませてもらいました」

 次走は今月22日から武雄競輪場で行われる『大楠賞争奪戦』。来月には京王閣競輪場で行われる日本選手権も控えており、気を抜けない戦いは続く。

 「こうやって結果を出していれば期待もさらに大きくなると思いますし、負けられない、気が抜けない戦いは続くので。ダービーもありますしいい結果、いい内容でそこに向けて準備段階として戦っていければ。まだまだやりたいこともあるので、いい方向に向かうようにさらに強くなれるようにやっていきたい」

細川和輝記者

2021年4月11日 21時11分

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