小倉竜二が4年ぶり記念V ~前橋競輪場~

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小倉竜二
三山王冠を掲げてガッツポーズ
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⑨番車の小倉竜二はゴール前で代名詞のハンドル投げ
三たび清水裕友を差し切る

 5月23日(日)に前橋競輪場で開設71周年記念 三山王冠争奪戦GⅢの決勝戦が行われ、S班の清水裕友(山口・105期)をマークした小倉竜二(徳島・77期)が直線鋭く追い込んでV。2017年向日町記念以来、約4年ぶりの記念優勝を飾った。

 レースは残り2周半過ぎに渡邉雄太が切ると、すかさず仕掛けた脇本勇希が赤板の1センターで渡邉を叩く。後方から巻き返した竹内雄作が最終ホームで脇本を叩くと、渡邉と清水も共にまくり上げる。渡邉が2コーナーで一杯になり、吉田敏洋はバックから番手まくり。しかし、大外をまくった清水が力で前団を飲み込むと、最後はマークした小倉がきっちり差し切った。

 小倉は優勝後のインタビューで、「スタートは取れた位置からで、清水君が前受けした。渡邉君がきてハイペースになってきつかった。3日間も清水君と同じ番組だったので、清水君様々ですね。SSの人に付けられたら、番組もメインになるので恵まれたかな。抜けているってことは調子は良い」と決勝戦を含めて今シリーズを振り返った。「自分の中ではもう一回くらい記念の優勝を獲りたいって思っていたので良かった。前回優勝した時に比べたら、練習とか調整とか上手くなって脚も上がっている感じがする。経験と工夫で噛み合ってきている」と長年に渡り培った経験で、45歳となった今でも進化し続けているようだ。

 決勝戦の結果は以下の通り。
 1着 9番 小倉竜二
 2着 1番 清水裕友
 3着 5番 阿部力也
 
 払戻金
 2車単 9‐1 570円
 3連単 9‐1‐5 2370円

 この結果につきましては必ず主催者発表のものとご確認ください。

本吉慶司記者

2021年5月23日 21時12分

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