佐藤慎太郎が1着スタート ~高知競輪場~

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佐藤慎太郎
G1初制覇を飾った思い出の地でファンの期待に応える
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新山響平
二次予選も持ち味の先行勝負でライン決着を狙う
初日特選は北日本ラインで上位独占

 高知競輪場開設71周年記念「よさこい賞争覇戦」が7月29日に開幕。500バンクを舞台にオープニングレースから激しい勝ち上がり戦が繰り広げられた。メインの特選は佐藤慎太郎(福島・78期)が鋭く追い込んで1着。シリーズ唯一のS班として貫禄を示した。

 北日本4車で結束した12レースは先頭を務めた新山響平(青森・107期)が突っ張り先行でレースを支配。番手の佐藤慎太郎がきっちりチャンスをモノにした。
 「(新山)響平が強かった。任せていたけど、先行選手のプライドで(眞杉匠に)負けたくなかったんでしょう。バックでもう少し車間を空けたかったけど、付きバテしそうでできなかった。北日本でワンツースリーは良かったんですが、できれば響平とワンツーを決めたかったですね」
 44歳を迎えても差し脚は衰え知らず。成績は非常に高いレベルで安定している。
 「最近はすごい良いという感じではないですね。それでも練習はメニュー通りにこなせているし、いい状態はしっかりキープできています」
 2日目の二次予選12レースは初日に敵だった眞杉匠(栃木・113期)と初連係。2人とも内枠ならば初手は好きな位置から攻められる。巧みに操縦して連勝を決める。

 新山響平は突っ張り先行でラインを上位独占に導いた。3着に敗れたとはいえ、同型の眞杉匠にレースをさせなかった。
 「作戦通りに走れました。(ラインが)長かったので、それを生かそうと思ってました。早めに(眞杉が)来ても突っ張るつもりだったし、突っ張れて良かったです。(3着は)やったほうです」
 二次予選10レースは先行一車と言えるメンバー構成。「桐山(敬太郎)さんがいるから油断できない。3番手に志村(太賀)さんも付いてくれるので、ラインで決まるように仕掛けたいですね」。3車のアドバンテージを生かして、先行勝負で勝ち切る。

笠原裕明記者

2021年7月29日 19時31分

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