佐藤慎太郎が初日特選を制す ~松戸競輪場~

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佐藤慎太郎
北日本の司令塔としてラインを束ねる
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新田祐大
頼もしいエースが北日本に帰ってきた
絶妙な仕事からの差し切り

 8月21日(土)、松戸競輪場で開設71周年記念『燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯』の初日が行われた。

 初日特選を制したのは佐藤慎太郎(福島・78期)。新田祐大(福島・90期)の気迫漲る突っ張り先行に乗って貫禄差しを決めた。
  
 佐藤は「新田がスケールの大きいレースをしてくれてうれしい。新田の頑張りに尽きる。脚はもともとあるけど、スケールがひと回り大きくなって(五輪から)帰ってきてくれてうれしい」と、ナショナルチーム活動、東京五輪を経て、前回のオールスターから〝競輪〟に本格参戦した新田を絶賛した。

 北日本4車の先頭で驚異の先行策を披露した新田は〝ラインの絆〟を示した。「残り3周くらいから僕らの他のラインが動き出すのを見て、自分の力を出すレースをやってみた。自分が思ったように、悪くない感覚ですね。3着以内には残れなかったが、明日以降につながる」と初日のレースで手応えをつかんでいる。
 
 今日のレースは競輪王国・福島の2人にとって今後のグレード戦線で戦うために、絆を確かめ合う場となったはずだ。

小山裕哉記者

2021年8月21日 18時57分

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