パリ五輪出場組から力をもらう新田祐大 ~松山競輪場~

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新田祐大
偉大なるグランドスラマー
初日特選はロングまくりで快勝

 8月8日、松山競輪場で第10回施設整備等協賛競輪『道後温泉杯争奪戦』(GⅢ)の初日が行われた。今シリーズの目玉は何と言ってもグランドスラマーでオリンピアンの新田祐大。現在、パリ五輪では自転車トラック日本代表が熱戦を繰り広げているが、〝瀬戸風バンク〟は新田祐大が沸かした。

 初日特選の12レースは打鐘過ぎ2センターからの7番手まくりで別線の包囲網を突破。「あそこが勝負ポイント。仕掛けられてよかったです。顔見せでバックが流れていたので、そこで勝負所が来ると。きつかったけど、先頭に出られて、(出切ってからは)ガムシャラでした。菊池君が行って片岡君が出て行って、そこを無理やり行って(出切るのに)センターからセンターまでかかったので、体に刺激が入った。粘りも悪くなかったですね。(ラインで決まって)それが一番良かったです」とレースを振り返った。

 前検日にはパリ五輪の男子チームスプリントの競技が終了していたため、競技の質問にも応じた。「頑張っている姿を見てきたし、(日本記録を更新して)すごくいいタイムだった。3年間、頑張ってきたメンバーを見られて良かったと思う。(8日に行われるスプリントは)地上波でやっていないし、見られないけど、結果だけは見て日々刺激をもらいながら僕も走りたい」と現在も、ともに汗を流す仲間の活躍に刺激を受けている様子だった。

 明日の二次予選以降も世界で戦ってきたスピードで人気に応える。

小山裕哉記者

2024年8月8日 19時07分

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