新田祐大がスピードで圧倒 ~防府競輪場~

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新田祐大
世界で戦い培ったスピードを武器に別線を蹴散らす
中四国勢の二段駆けを粉砕

 防府競輪開設72周年記念『周防国府杯争奪戦』は10月31日(日)に初日が行われた。好メンバーが揃った初日特選12Rは、新田祐大(福島・90期)が圧巻のパフォーマンスを披露して1着スタートを決めた。
 レースは、地元の清水裕友を背負う松浦悠士が、吉田拓矢を叩いて先行する。新田は中四国勢を追って打鐘過ぎに中団へと追い上げると、最終ホームからすかさずまくり発進。それに対して清水も番手まくりで対抗するが、新田が抜群のスピードでねじ伏せた。「予想外の展開ではなかった。松浦君がすんなり下げると思っていたけど、全体的には思った通りだった。清水君が車間を切って、外に張り気味の番手まくりだったから苦しかったけど、乗り越えられたのでゴールまで必死に踏み切った。絶対踏み負けないようにと思っていた。まくりの展開で、決して楽ではなかったけど自分の力を引き出しやすい展開を作れた」。
 二次予選11Rには和田圭とのタッグで臨む。「体調は問題ない。コンディションを確認できてよかった。あとは、油断しないことだけです」。再度豪脚を発揮して、連勝のゴールを駆け抜ける。

熊谷洋祐記者

2021年10月31日 19時07分

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