坂井洋が記念初優勝 ~四日市競輪場~

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坂井洋
歓喜の記念初優勝
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坂井(左)は浅井(中)と1/8車輪差の接戦を制した
115期で最初の記念優勝

 2021年11月9日(火)、四日市競輪開設70周年記念『泗水杯争奪戦』GⅢは坂井洋(栃木・115期)が優勝した。 

 GⅢ初優勝を決めた坂井は「まだ実感がわいてこないですね。ゴール線であれっ、1位かなと。それで思わず手を上げちゃった」と、ゴール直後に喜びを表した。

 レースは誘導と車間を空けた岩本俊介が赤板を目がけて古性優作を阻み先行態勢へ。古性は岩本後位の郡司浩平に競りかけるも、番手は郡司がキープ。4番手に入り直した古性が、最終の2コーナーから仕掛けると郡司は番手から発進。3コーナーで先頭に立った郡司だが、後方から浅井康太が猛然とまくり上げると、4コーナーで2人がからんだ。坂井はその外のイエローライン付近を鮮やかにまくりきった。

 坂井は「(本当は)先に仕掛けて浅井さんと勝負をしたかったんですけど、すくわれたんで(並びが)逆になっちゃった。前もすごいあおりだったんで、一瞬、反応ができなかった。でも、なんとか仕掛けないとって。ゴール前だったんで、目いっぱいでした。なんとかギリギリでした」とレースを振り返る。

 次開催のGⅠ競輪祭に出場できない坂井は「(この優勝で)来年こそ競輪祭に出られるようになって良かったです。これからも1開催、1開催しっかりと。成績がバラバラなんで、うまくまとめて点数も上げられるように」と、今後の課題として安定感のアップをあげていた。

小山裕哉記者

2021年11月9日 21時44分

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