坂井洋が鋭いまくりで初日特選を制す ~別府競輪場~

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坂井洋
確かな手応えをつかみ二次予選でも別線を迎え撃つ
単騎で後方9番手から目の覚めるスピードで大まくり

 12月7日(木)に別府競輪場で行われた開設73周年記念オランダ王国友好杯の初日特選はS班の新田祐大と北津留翼で激しいモガき合いに。単騎で脚をためていた坂井洋(115期・栃木)が自慢のスピードを生かした仕掛けで前団をまとめてのみ込みゴール線を一番に駆け抜けた。 
 
 初手で7番手に構えていた坂井洋は赤板で上昇してきた佐々木豪-松浦悠士の後ろにスイッチ。中団に構えていた三谷竜生が打鐘で佐々木豪を叩いて先頭に躍り出たが、タイミングを見計らっていた新田祐大が一気のカマシを敢行。北勢を追い掛けていた北津留翼が最終ホームから車を外に持ち出すと、新田祐大と激しく踏み合う展開に。佐々木豪が内を空けた三谷竜生ラインを掬って3番手の位置を奪い取ったが、最終1コーナーで車を外に持ち出した坂井洋が抜群のスピードでまとめてのみ込んだ。
 
 「(単騎で)警戒されてなかったんで、脚がたまりました。前々に動こうと思ってたんで、とりあえず切ったラインに付いていって仕掛ける場所を確保しようと。(新田祐大、北津留翼で)やり合ってくれたんでラッキーでした。感触は良かったと思います。(前回の)競輪祭よりも良かったです。あとは疲労を取っていけば、日に日に良くなってくんじゃないかと」

 初日特選を制した坂井洋は2日目の8レースに登場する。積極的な根田空史と地元を背負う松本秀之介の仕掛け合いを見極めて再び自慢のスピードを発揮する。

細川和輝記者

2023年12月7日 18時34分

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