坂井洋が『ゴールドカップレース』初日特選を制す ~京王閣競輪場~

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坂井洋
初日特選を制して2日目以降へ弾みを付けた坂井洋選手
追加参戦ながらも寛仁親王牌よりも手応えは良化

 10月29日(土)に京王閣競輪場で行われた『ゴールドカップレース』の初日特選は充実4車ラインを形成した関東勢が別線を攻略。ラインの要となる番手を任されていた坂井洋(栃木・115期)が同県の眞杉匠をリードして好スタートを切った。
 
 1番車の古性優作が号砲と共に勢いよく飛び出して正攻法に構え、単騎となった新田祐大がその後ろに。関東ラインの先頭を任されていた眞杉匠が打鐘前2コーナーの下りを使って先行態勢に入る。気配を察知した古性が合わせて踏み込み平原康多を捌きに出たが、「十中八九、粘られると思っていた」と身構えていた坂井は絡まれずに、後ろの状況を冷静に把握しながら眞杉をリード。「(眞杉が)いいスピードで出切ってくれたんで良かったです。そのあとは古性(優作)さんが真後ろにいたんで、車間を空けてキツかったです。気持ち的には(番手で)やることをしっかりとやるっていうのが優先でした。脚の感触も良かったし、寬仁親王牌と比べて体調も良くなってます」と最終2コーナーからまくり上げてきた古性の動きにも対応して白星をつかみ確かな手応えをつかんだ様子。
 
 シリーズ2日目の二次予選は6レースに登場する。日本大学自転車部の先輩でもある高橋築(東京・109期)とのタッグを組み、本業の自力戦で別線の包囲網を突破して準決勝へと勝ち進む。

細川和輝記者

2022年10月29日 19時30分

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