脇本雄太が300勝V! ~玉野競輪場~

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脇本雄太
輪界最強の力を見せ付けた
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2着の松浦悠士を1車身離してゴール線を駆け抜ける
包囲網を突破する優勝

 3月29日、玉野競輪開設71周年記念『瀬戸の王子杯争奪戦』は脇本雄太(福井・94期)が力強いロングスパートを決め、通算300勝で記念Vを達成した。
 
 輪界最強といわれる脇本だが、今シリーズは前回のウィナーズカップから久しぶりに中3日での競走参加、今年初の400バンク出走、毎レースごとに敷かれる包囲網など、さまざまな条件との戦いでもあり、優勝したあとに手応えをつかんでいた。「初手はけん制もあったし、あの形になるだろうなと。正直、まくりに構えようかと思うスピードで迷ったけど、(奈良記念、ウィナーズカップの)二の舞、三の舞になりかねない。後悔するくらいなら、行きたいって。出切れると思っていなくて、リスクのある仕掛けで紙一重の勝負。次のダービーにつながるいいレースができました。この感触を忘れずに次の戦いに備えたい(今回は)多少得られたものはあるが、満足をせずに」

 通算300勝を同時に達成したが「(走る前は)松浦君と300勝勝負っていう変な意識はあったが、レースに入ったら目の前の一戦の勝負。達成して良かった。1勝1勝から得られるものがあるし、まだまだこれからだと思っています」と、印象的な勝利をあげることはなく、いままでの一戦一戦や、これから戦っていくレースに目を向けていた。

小山裕哉記者

2022年3月29日 17時52分

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