S班5人が参戦し「ダービー」の前哨戦へ

　4月23日から武雄競輪場で開設72周年記念「大楠賞争奪戦（G3）」が開催される。今シリーズは来月いわき平競輪場で行われるG1、日本選手権競輪（ダービー）の前哨戦となり、S班5人が参戦するなど豪華メンバーが集結。一次予選から目が離せない開催となりそうだ。

　初日特選に出場する地元の荒井崇博（佐賀・82期）は当所の記念を4度制覇し、昨年11月に行われたG3を優勝するなど地元の顔として今シリーズも連日注目を集めそうだ。「（前を任せる山田）庸平の方が緊張しているんじゃないかな。今回（優勝を）一番獲りたいでしょう。弱い人間は勝てないし、庸平は成績通りの調子だと思う。その後ろにいればチャンスはあると思う。自分はウィナーズのあと岸和田を欠場して、やれることはやってきました」と欠場明けも、地元記念へ仕上げてきた様子。

　山田庸平は前々回の平塚記念で優出し、前回の岸和田では積極的な仕掛けで状態の良さを猛アピール。初の地元記念制覇へ期待もかかるが「（地元記念までは）追加を受けたりして間隔が空いていないですけど、自分なりに挑戦だと思っている。これから選手を続けていく上で、乗り越えていかないと。腰の状態は大丈夫だし、あとは疲れだけですね。今は何年もかけて積み上げきたものが出せていると思う。（荒井の）前で責任を持って走ります」と選手として機は熟し、今シリーズでの奮闘を誓った。

　初日特選の発走予定時刻は16時30分（エンジョイ投票サイトでの締め切り時刻は16時25分)。地元の両雄が結束し、S班を相手に地元の力を見せつける。

• 選手詳細データ

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  荒井崇博 選手佐賀・82期
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  山田庸平 選手佐賀・94期