『ダービー王』脇本雄太が参戦 ~川崎競輪~

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脇本雄太
5年ぶりの当所戦で完全Vを狙う
地元の東龍之介が脇本をマーク

 6月1日(水)から、川崎F1が開催される。恒例の『ジャパンカップ』と銘打たれた今開催は、F1戦ながら豪華メンバーが集結。その中でも脇本雄太(福井・94期)の名前はひと際存在感を放っている。

 脇本は5月平で自身2度目のダービー制覇を達成。その直後に地元のF1戦を走ってから今回に参加する。その地元戦では初日特選で北津留翼(福岡・90期)に敗れる波乱があったが「(北津留は)俺と対戦するときだけ本気を出してくる(苦笑)」と冗談を交えて振り返る。しかしながら、決勝戦は流石に立て直して地元V。7月には地元記念のあっせんも入り、徐々に臨戦態勢を整えているようだ。
 「地元記念のあっせんが入ったので。まあ、入らないわけはないと思っていたけど、やっぱり呼ばれたからには頑張りたい。そのあとにはオールスターもあるけど、やっぱりまずは地元記念に向けて仕上げていく。そうなると、日程的に疲れがあったりもするから調整が難しいですね。でも、今回は特段変わったことはしていないですよ。ちょこちょこ休んで、普通に練習はしてきました。地元勢が付いてくれるらしいので、やれることを頑張るだけです」
 絶大な人気を背負うだけに、初日特選から気の抜けない戦いとなりそうだ。

 脇本にマークするのは地元の東龍之介(神奈川・96期)だ。世界レベルの脚力を誇る脇本に付けるとあって、独特の表現で対策を練る。
 「脇本さんにいけるってことなので、番手に付かせてもらいます。今はないけど、前までやってた国際競輪で外国選手が日本の競輪に参加してた時がありましたよね。外国勢と南関って、ラインがあったじゃないですか。だから、その時に何回か外国選手に付かせてもらった。脇本さんは外国選手だと思って、その時と同じ気持ちで付けます。地元ですし、後ろには先輩もいるので迷惑を掛けないように。気持ちを入れて走ります」
 持ち味の気迫を押し出したマーク戦が成就するか、こちらにも注目だ。

熊谷洋祐記者

2022年5月31日 16時09分

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