阿波おどり杯争覇戦が明日開幕 ~小松島競輪場~

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太田竜馬
昨年の覇者として大会連覇を目指すシリーズ
初日特選の中四国勢がサプライズ連係

 2022年6月30日、小松島競輪開設72周年記念「阿波おどり杯争覇戦」が開幕する。

 初日特選の並びは以下の通りで、中四国がサプライズ連係となった。

 ①松浦悠士-③太田竜馬-⑦小倉竜二

 ⑤山田庸平-②佐藤慎太郎-⑧鷲田佳史

 ⑨眞杉匠-④神山拓弥-⑥菊地圭尚

 中四国勢の前後で記者会見に最初に現れたのは太田。「(ここまでに)やりたいことはできた。地元記念はいつも以上に気合いが入りますね。毎回優勝するつもりできています」と、ここまでは昨年覇者としての意気込みだったが、初日特選のレースについて「松浦さんの後ろにいきます」と発した時に報道陣が驚いた。

 「松浦さんは前々からちょくちょく言ってくれていて、いろいろと考えて、まとまっていかないとっていうのがあった。(松浦の後ろを回ることで)取得できることはあると思う」と、今後のGⅠ戦線を見据えての中四国連係が成立した。

 太田は機動型としてのスピードは輪界トップクラス。松浦と連係することで、レース巧者としての動きも吸収できる。「(松浦の動きに)興味もあります。仕掛けるタイミングとか、画面越しにはわからないこともありますからね。番手の経験は圧倒的に足りないけど経験になると思う。中四国のくくりっていうのを考えていました」と新たな経験を積むことは今後の成長にもつながる。昨年の覇者が新たな境地に挑戦していく。

 太田の前を回る松浦悠士は「どこかで(太田が)前を回してくれたらっていうのはありましたね。想像よりも早くなりましたけど。任せてもらってうれしいし、太田君が付くくらいの競走はしないと」と、気合いが入っていた。

 初日特選は明日の30日16:35に発走予定で見逃せないレースだ。

小山裕哉記者

2022年6月29日 16時07分

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