脇本雄太が19連勝でS級での連勝記録を更新! ~立川競輪場~

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脇本雄太
記録更新も淡々とレースを振り返っていた
一喜一憂せず決勝戦に集中

 8月22日から立川競輪場で開催されているF1シリーズは23日に2日目が終了。最終10レースでは脇本雄太(福井・94期)が19連勝を達成して、吉岡稔真氏(引退)が1994年に樹立したS級18連勝の記録を28年ぶりに更新した。
 「正直、特にって感じですね。まだ準決が終わって優勝したわけじゃないし、ここで油断しても決勝を取りこぼす可能性もあるし、優勝に向けて頑張るだけ。(連勝は)数字なので気にせず。遠い数字よりもその日の数字。そこから記録がついてくればって感じですね」と前検日から話していた通り、一喜一憂せず、1着を積み重ねた結果の19連勝なのを強調した。

 2日目からレースカットがあり、24日10レースで行われる決勝(16:25発走予定)は和歌山勢(南潤-東口善朋)と別線を選択。理由については「自分のスタイルもあるし、連勝がかかっているから納得できる形で走りたかった。自分のわがままなんですけど、(そういう理由から)別でやることにしました」と経緯を説明してくれた。
 しかし、脇本の後ろは魅力的な位置。単騎にはさせないと、競輪界でも指折りのマーカーでもある成田和也と芦澤大輔が番手を主張し合い、後ろは競りとなった。
 「番手が競りでしかも他地区なのでやり難いですね。どちらも過去に番手を主張してくれた選手。番手にいきたいと思ってくれたその期待に応えられるようにしたい」と番手で競る両者にそれぞれに敬意を持って決勝戦を走る。
 
 最後に当時の吉岡稔真氏の強さを知っている神山雄一郎(栃木・61期)に脇本の連勝記録について話を聞くと「ワッキーは特別(西武園AS)を挟んでの連勝だからすごいよね。彼は無敵なんじゃないかな」と目を細めていた。
 

池端航一記者

2022年8月23日 18時43分

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