GP王者の脇本雄太が白星スタート ~和歌山競輪場~

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脇本雄太
チャンピオンユニフォームを身にまとい結果追求の走りで魅せる
圧巻のスピードで後方6番手から大まくりを披露

 1月12日(木)に和歌山競輪場で行われた開設73周年記念『和歌山グランプリ』の初日特選12レースはチャンピオンユニフォームを身にまとった脇本雄太(94期・福井)が後方から抜群のスピードを発揮して前団をひと飲みに。グランプリと同様に番手を回った古性優作を寄せ付けずゴール線を一番に駆け抜けた。
 
 二車単280円の一番人気に推されていた脇本雄太。「1着を取る事を最優先に考えて、そのプレッシャーはあった。それが弱気なレースにつながったのかもしれない。深谷君がうまいペースで先行していたし、行けるところはあったけど後手を踏まされた」と後方に置かれてしまう形となったが、結果を求めて反撃のチャンスを窺っていた。「純粋な力勝負になると思ったし、負けないように踏み切ろうと。とりあえず人気に応えられて一安心ですけど、油断せずに。まずは雰囲気に慣れることが大事だと思う」。新田祐大が中団から合わせて踏み込み、イエローラインの外々を踏まされながらのまくりで上がりタイム11秒0はもちろん、初日の一番時計。12レースの気温は14℃と例年に比べてそこまで冷え込んでいなかったとはいえ、冬場とは思えぬタイムで実力を示したグランプリ王者の脇本雄太。シリーズ2日目の二次予選は地元の稲毛健太との初タッグ。別線に警戒されても圧巻のスピードで再びのみ込みファンの人気に応える。
 

細川和輝記者

2023年1月12日 19時02分

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