佐藤慎太郎が今年初勝利 ~大宮競輪場~

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佐藤慎太郎
大宮の長い直線で鋭い決め脚が光る
昨年11月の防府記念準決勝以来の1着

 東日本発祥74周年「倉茂記念杯」は20日に大会2日目を終えた。二次予選の10Rでは佐藤慎太郎が直線で中のコースを鋭く伸びて1着。今年初勝利を飾った。

 「今年どころか、だいぶ久しぶり。うれしいですよ」と1着を素直に喜んだ。それもそのはず、昨年の前半戦は好調を維持していたが、8月のオールスターで落車をすると、9月の共同通信社杯決勝、11月の防府記念決勝でも落車と、立て続けにアクシデントに見舞われた影響もあり、白星から遠ざかってしまっていた。

 レースは3番手に入った高橋晋也の巻き返しが不発となり、佐藤は直線でコースを選びながら、鋭い決め脚を発揮した。「(最終4コーナーで)内に入ってしまって、危うさもあったが、結果、突き抜けた。なんとなく、思い出してきました」と、この1着で勝利を手にする感触を得た様子。これは、なによりの良薬になりそうだ。 

「悪さみたいなのは感じない。徐々に上向いているし、少しずつ良くなれば」と良化している手応えをつかみながら準決勝に挑む。

小山裕哉記者

2023年1月20日 17時39分

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