山田庸平が2度目の記念V ~松山競輪場~

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山田庸平
高い安定感を武器に輪界の上位で活躍
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自力にシフトした⑨山田庸平が先頭でゴール線を駆け抜ける
今後の戦いに向けて弾みがついた

 3月12日、松山競輪開設73周年記念「金亀杯争覇戦」の最終日が行われた。優勝した山田庸平は、目標の伊藤颯馬が内に包まれると、最終2コーナーから自力にシフト。福田知也のけん制を乗り越えて勝利を手にした。

 【山田庸平(1着)】
「車番が悪くて前が取れずに後ろ攻めになった。押さえて、郡司君が来たところを突っ張るかどうかだと思ったら、(渡邉)一成さんが来て、想定と違う展開になりましたね。(伊藤)颯馬は落ち着いて引いてくれたんですけど、郡司君の仕掛けが早かった。颯馬は内に差して、引くのが遅れて立て直せなかった。前ももつれてたし、半周まくりなら自分も持ってるんで切り替えました。半信半疑でしたね。最近は自力の時にあまり進んでなかったし、どうかなと思った。でも、福田さんを乗り越えればチャンスはあると思った。1回目(の記念優勝)は先輩に番手を回らせてもらって獲れて、2回目は後輩と連係して獲れた。今度は自分で動いて獲れるようになりたい。ウィナーズカップは一つの目標だし、その後は武雄記念、ダービーもある。モチベーションになるし、練習にも身が入りますね」

【福田知也(2着)】
「4車いるし、(郡司が)一番いいところで行ってくれた。(渡邉の抵抗で出切るのに)2コーナーの下りまででしたが、(郡司は)かかっていました。(山田)庸平が強かった。3コーナーで引っかかれば、止まると思ったが、内も気になって止まらなかった。勉強というよりも(自分の)脚ですね。脚があれば、4コーナーで踏み勝てた。神奈川から優勝者を出したかったですけどね。あと、もうちょっとですね。ウィナーズも今回の新車のままでいきます」

【松本貴治(3着)】
「(山田)庸平さん次第のレースになっちゃいました。(最終)2センターで後輪がハネた。チャンスだったけど、最後にもうひと伸びできるようになればGIでも戦えると思う。そこですよね。シリーズを通して良かったけど、優勝できていれば一番よかった」

小山裕哉記者

2023年3月12日 22時05分

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