新田祐大がドリームレースを制す ~西武園競輪場~

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新田祐大
グランドスラマーが幸先いいスタートを切った
北の結束力でグランプリ王者を破る

 2023年8月15日、西武園競輪場で第66回オールスター競輪の初日が行われた。第10レースはファン投票1位~9名が出走したドリームレース。グランプリと同じ9名による、再戦ともいえるレースは北日本がライン4車の結束力を見せつけて新山響平の番手から新田祐大が制した。

 【新田 祐大(1着)】
 「外枠だったんで、一応前から(の組み立て)を考えました。あとはスタートでどうなるかでした。新山(響平)君がうまく組み立ててくれて、そこから彼らしい走りでした。僕自身も脇本君が仕掛けてくるのもわかった。でも、それ以上に新山君が敏感に反応してくれた。(一度は)脇本君が後退する展開をつくってくれて、(最終)バック目がけて脇本君が来たのも新山君もわかってた。誰も来れないだろうと思ったんですけど、脇本君だから来たんだと思います。自分は先行で走ったくらい体力が削られた。新山君がここに向けて仕上げて来たんだって感じました。(2日目以降は)先頭のレースが増えるのでしっかりと自分のレースでいい結果を求めていきたい」

【脇本 雄太(2着)】
 「普通に(仕掛けて)行っても、必ず(新山に)突っ張られると思ってた。どこかのタイミングで、1回だけで仕上げたかったですけど。さすが新山君で立ち遅れてしまった。古性(優作)君に(6番手に)入れてもらったんで、なるべく早く行きたかった。気持ちはしっかりと入っている思う。今日(ドリームレース)は納得できるレースではなかった。疲れは絶対に残るんで(2走目に向けて)ケアしたい」

【佐藤 慎太郎(3着)】
 「本当は2着に入らないといけないけど、ジャン前で脚を使ってロスをしました。(後ろがもつれているのは)わかりました。あんだけのダッシュで守澤(太志)もピッタリと付いていることはないだろうと。ただ、後ろを確認する余裕はなかった。最後に新田が前を踏んだ時に内を意識しすぎた。全体的に余裕が欲しいですね」

小山裕哉記者

2023年8月15日 21時33分

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