修正力の高さを示した成田和也が準決勝に進出 ~青森競輪場~

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成田和也
輪界屈指のテクニックで別線の巻き返しを阻む
地元のエースを盛り立てながら決勝進出を目指す

 9月16日(土)に青森競輪場で行われた第39回共同通信社杯の2日目。6レースの二次予選Bに出走した成田和也(88期・福島)は阿部拓真に続いて2着に入線。今シリーズは43日ぶりの実戦で状態面とレース勘に不安を抱えながらの参戦であったが、本調子ではない中でも修正力の高さを示して準決勝に勝ち進んだ。
  
 「椎間板ヘルニアになってしまって休んでいました。第4、5(腰椎)の間ですね。そのあとに坐骨神経痛も出てしまって。痛くて自転車にもほとんど乗れなかったので不安しかなかったですね。初日は全然、踏めていなかったですし。脚がいっぱいで離れていくというよりも、踏み込めていなくてちょっとずつ遅れる感じで、車間が空いていってしまっていましたね。前もカカっていたのできつかったですけど。でも今日は余裕を持って追走できましたし、初日よりは全然良かったです。昨日は自分で何かしたかったですけど、何もできずに終わったので。前の二人も頑張ってくれましたけど、道中でニュートラルに入る感覚もあったので。今、自転車をいじっちゃうとなにがなんだかわからなくなると思うので体を合わせていく感じですね。2日目は余裕をもって追走できましたけど、そこから(最後の踏み込み)が課題ですね。今日よりも明日の方が良くなるように感覚を戻していけるように」 

 準決勝は12レースで地元のエース新山響平の番手回り。10年ぶりに記念制覇を達成した久留米記念の準決勝以来の連係で新山響平をサポートする。「響平とは久留米以来ですね。とにかく強いので、しっかりとついていけるように」
 
 初日より2日目、2日目よりも3日目と、少しでも良化するように体を整えながら地元のエースと決勝進出を目指す。

細川和輝記者

2023年9月16日 18時00分

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