新田祐大がダイヤモンドレースを制す ~小倉競輪場~

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新田祐大
3連勝で準決突破に向けて視界良好
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④新田が渾身の番手まくりで⑤松浦を退ける
GP出場へ負けられない戦いが続く

 11月24日小倉競輪場で「第65回朝日新聞社杯・競輪祭」の4日目が行われた。最終レースは一次予選2走の合計ポイント上位9名が激突する「ダイヤモンドレース」。正攻法から組み立てた新山響平が脇本雄太の巻き返しに合わせるように赤板1センターから誘導を外して前傾フォームのフルダッシュを見せる。追走した新田祐大が最終3コーナーから松浦悠士の仕掛けを張るようにタテへと踏み3連勝を決めた。

 「(新山の踏み出しは)しびれました。スタートを本気で出ているし、どんどん加速をしていくので後ろが楽っていうのは1ミリもなかった。乳酸で脚がしびれる感じでした。(最終)バックくらいでは松浦君もいいスピードで来ていて、できるだけのサポートと思った。車間を詰めながら、斜めにいけばいいかなと思ったんですけど。あとから聞いたら、新山君もいっぱい、いっぱいだったみたいですね。レース中も緩むところはなく刺激が入る番手のレースだった」と激闘を振り返った。

 25日に行われる準決勝は12レースに出走。別線の機動型は脇本雄太や現役ナショナルチームの山崎賢人、賞金ランキング7位の深谷知広と強敵がそろったが、現在の賞金ランキングは10位。GP出場のためにも、まずは決勝にコマを進めることが必須となる。

小山裕哉記者

2023年11月24日 22時57分

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