太田海也がヤングGPを制覇! ~立川競輪場~

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太田海也
表彰式に向かう途中で大きくガッツポーズ
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太田海也
賞金ボードを高々と掲げる
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ライバルたちを退けた1番車の太田海也
まさに“圧巻”の逃げ切りV

 立川競輪場で『KEIRINグランプリ2023シリーズ』が28日(木)に開幕した。初日のメインレース『ヤンググランプリ2023』ではナショナルチーム所属の“怪物”太田海也(岡山・121期)が圧倒的な脚力を生かしたカマシで逃げ切りV。来年から始まるパリ五輪出場権をかけたネーションズカップへ大きな弾みをつけた。

 【太田海也(1着)】
 「ヤンググランプリで強いメンバーの中で良い位置で自分の良い脚力を出せて優勝できて嬉しい。ゴール5メートル前までわからず。4コーナーを回って誰も近くにいなくて良かった。枠通り、スタートを取れば、吉田有希君が後ろから押さえる展開にと思って組み立てたけど、そうじゃなくて、作戦以外の動きになった。鐘前で志田龍星さんか北井佑季さんと被ってしまった。被らなければ、もう少し冷静にレースできたのかなと。自分が駆け始めて、犬伏湧也さんが出てきて、そこのラインには乗らずに犬伏さんの前に出るのが自分の仕事と思っていった。(後ろが離れていたことは)ゴールまでわからなかった。1コーナーで犬伏さんと目が合って出切れないかと思ったけど、力と力でぶつけ合わすしかないと。単騎が飛んできたとしても自力(選手)として譲れないと思って走った。優勝できたのは評価しているけど、もっと改善できると思う。ただ勝てて嬉しい。レベルが上がるにつれて優勝が減っているけど、この優勝は自信につながる。競技のほうはスプリントが得意だけど、スプリントでもケイリンでもメダルを獲るのが願い。来年、競輪を走る機会は凄く減る。オリンピック出場を賭けたネーションズカップに向かう。このヤンググランプリも来年のネーションズカップへの良い弾みになった。(今の気持ちを一番に伝えたいのは)師匠も応援に来てくれていたし、中国地区や、岡山の先輩たちの身近な人たちに伝えたい。(今後、どういう選手像になりたいか)G1で活躍してタイトルを獲れる選手になりたい」

池端航一記者

2023年12月28日 18時16分

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