五輪戦士の太田海也がオリオン賞に登場 ~平塚オールスター競輪~

photo-87363
太田海也
世界レベルのスピードを見せる
超強行日程にも「準備はできた」

 8月13日(火)からオールスター競輪が平塚競輪場で開幕した。2日目のオリオン賞にはパリオリンピックに出場した太田海也(岡山・121期)が登場する。

 オリンピック組は、13日の朝に帰国。そのまま競輪場入りし、太田、小原佑太、窪木一茂の3名が、記者会見に応じた。超強行日程のなかでも、3人は落ち着いた表情を浮かべて質問に答えた。チームスプリント、スプリント、ケイリンの3種目に出走した太田は、初めてのオリンピックをこう振り返った。

 「3種目に出て、3種目ともメダルに届きそうなところまでの手応えを感じていた。7日間気持ちが張り詰めたなかで、一本、一本全力を尽くしたんですけど、メダルには及ばず、悔しいオリンピックでした」

 7日間の激闘が終わり、一旦は競輪へと復帰する。タフな日程のなかでの不安は否めない。だが、ファン投票で選んでもらえたからには、この舞台で全力を尽くさないわけにはいかない。

 「疲労感がないと言ったら嘘になると思います。でも、ありがたいことにJKAの方々が飛行機で過ごしやすい環境を整えてくださって、準備はできました。オールスターのことを考えてオリンピックは走れないですし、終わったてら競輪を頭のなかでイメージしてきた。鉄(のフレーム)に体を合わせられるかとか、不安な部分はあります。でも、競輪を走る機会が数少ないなかでファンの方に見ていただき、応援していただいた。メダルに届かなかったのにオリオン賞を走れるのはありがたい気持ちです。自分の鍛え上げた脚を、実力として出したい」

 世界のトップと戦い抜いた太田が、今度は競輪で持てる力を出し切る。

熊谷洋祐記者

2024年8月13日 18時00分

開催情報

ページトップへ