新田祐大が地元記念初制覇 ~いわき平競輪場~

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新田祐大
地元記念初優勝で次走のGⅠに弾みをつける
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北日本の仲間から胴上げの祝福
4日間の経験を生かして優勝をつかみとる

 1月28日いわき平競輪開設73周年記念「いわき金杯争奪戦」の決勝戦が行われ、新田祐大が地元記念を初優勝。2023年10月31日の京王閣競輪場以来、13度目のGⅢ優勝を飾った。

 レースは新山響平が打鐘をめがけて勢い良くスパート。新田祐大、佐藤慎太郎の3人が先頭に出切った。新田は最終バックで山田庸平のまくりに合わせて番手から発進。山田との踏み合いを制して先頭でゴール線を駆け抜けた。

 「(初手は)前でも後ろでもどこでもでしたが、(別線が)出たので後ろ攻めになりました。(新山と)初日に一緒に走って、ラインとしてうまくゴール前勝負ができなかったけど、対戦相手が強い中の組み立てが勉強になった。(今回は)みんながいい走りをしてくれて、試しながら、勝つ方法を学ばせてもらって、体感をさせてもらった結果、(決勝は)この位置からかなと、新山君の気持ちに応えて(山田)庸平君に合わせて踏ませてもらった。(今シリーズは)爆風の中、後輩が気持ち良く主導権を取ってくれ、後ろの先輩には援護をしてもらった。そこで決勝に乗れて新山君が強くて、(佐藤)慎太郎さんにラインをかためていただいて、ゴール線をめがけて踏むことができた。ここの記念は意外と走っていなくて、決勝に乗ったのも初めて。ファンの声援で気持ちが昂っていくのを体感しましたね。地元は緊張するけど、力になるのを実感します。今回は自分が先頭を走ることはなくて、(開催を通してすべて)人の後ろを走るは初めて。自分が先頭の時にどうやって(気持ちを)高めてもらっていたか、あらためて後ろの選手として感じた。若い選手が出てきて、これからは援護する立場にならないとっていうのも実感しました。まだまだ力の部分や戦術が不足しているかもしれないけど、(全日本選抜までに)しっかりと調整してベストな状態で挑めるように」

小山裕哉記者

2024年1月28日 18時00分

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