8番手からの豪快まくり！

　2月22日（木）から奈良競輪場で開催されている令和6年能登半島地震復興支援競輪・開設73周年記念『春日賞争覇戦（G3）』は初日が終了。メインレースの初日特選では脇本雄太（福井・94期）が8番手からの豪快まくりで激戦を制した。

　レースは新山響平が正攻法に構えると中団が古性優作、8番手に脇本雄太で周回する。前受けした新山は青板過ぎから誘導との距離を空けると青板2センターからペースを上げていく。8番手に構えた脇本は打鐘3コーナーから巻き返しを図り前団に襲いかかる。ジワジワと前団に迫ると3コーナー過ぎに守澤太志のけん制を乗り越えて4コーナーで新山を捕らえてそのままゴールした。

　「メンバー構成上、力ずくでいかないとレースをさせてもらえないかなと。（周回中で）8番手になった時点で押さえにいけば（新山響平に）突っ張られるだろうと。中団には古性（優作）君もいるんで。新山君の道中のスピードもかなり良くて、行けるか行けないかは半信半疑でした」とレースを振り返った。
　「行けて良かったけど、自分のなかでは全然、満足はしてない。ただ、行く気持ちと、踏み込みはできているんで」と上がりタイム9.8秒のまくりには納得していない。二次予選は11レースに登場し南修二と伊代野貴照を連れて別線の前に立ちはだかる。

• 選手詳細データ

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  脇本雄太 選手福井・94期