ラインの力で脇本雄太が優勝 ~取手競輪場~

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脇本雄太
GP、GI、GIIは通算10度目の優勝
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健闘をたたえ合う近畿トリオ
近畿3人の好連係で脇本雄太-古性優作が人気に応えた

 3月24日(日)に取手競輪場で行われた「第8回ウィナーズカップ」は脇本雄太が優勝。レースは近畿の先頭を走った窓場千加頼が前受けから主導権を握る。脇本雄太は巻き返してきた北井佑季と併走に。単騎の伊藤颯馬が最終ホームから仕掛けて前団をまくりきると、脇本はその後ろにスイッチ。北井との併走は3コーナー付近まで続くが、単独で2番手の位置を確保した脇本は4コーナーから一気に抜け出した。
 
 【脇本雄太(1着)】
「今回の決勝は後輩の2人がすごくいい動きをしてくれたので、本当に感謝しかないですね。途中まで緊張で自分の中でどうしたらいいのか、わからない状況だったんですけど、スタートで位置取りが決まってからは意識というか、やるべきことに集中できたかなって思っています。併走は当たられたら返そうとは思っていたんですけど、そのあたりはしっかり我慢できたのかなって。(伊藤が最終ホームから巻き返してきたが)そのあたりは被っていたっていうのもありますし、慌てずにしっかり対処してからと思っていました。自分の中では不慣れな動きだったと思うんですけど、これも経験として積んでいきたい。横に並ばれた時の対処の仕方だったりは今回経験になったと思うので。(最終3コーナーで伊藤に切り替えていきながら北井と併走になったところは)勘というか感性で動いた感じです。ちょっと前に(伊藤)選手もいましたし、抜けるかどうか心配だったんですけど、4コーナーを回ってからは直線勝負できるかなって思っていました。本当に今開催はラインの力に助けられてのレースだったと思っています。まだ不調の中での戦いだったんですけど、ラインの力があれば不調の中でも優勝できるっていうのも思いましたし、今後はそういうことも含めて経験を積んでいきたい」

小山裕哉記者

2024年3月24日 18時09分

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