嘉永泰斗がまくって自身3度目の記念制覇 ~川崎競輪場~

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嘉永泰斗
表彰式で賞金ボードを掲げて記念撮影
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後方から迫る近畿勢を振り切り先頭でゴール
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嘉永泰斗
観客に向けてガッツポーズ
地元の郡司浩平は力を出し切れず9着に終わる

 4月7日(日)に川崎競輪場で大阪・関西万博協賛 川崎市制100周年・川崎競輪開設75周年記念桜花賞・海老澤清杯の最終日が開催された。12Rには決勝戦が行われて、連日軽快な動きを見せていた嘉永泰斗(熊本・113期)が、力強いまくりで地元の郡司浩平や、S級S班3名といった強豪を撃破して優勝を飾った。これで23年5月函館記念以来3度目となる記念制覇を果たした。

 レースは後ろ攻めとなった新山響平が赤板手前から上昇していくと、その動きに合わせて嘉永泰斗が先にインを切って待つ。新山の上昇を阻みながら嘉永の動きに乗った郡司浩平がさらにその上を叩くと、再び7番手まで車を下げていた新山が打鐘手前の2コーナーからスパート開始。番手の佐藤慎太郎まで出切ったが、北勢を追っていた松本貴治と郡司が3番手の位置で併走する形に。嘉永は前団の動きを見極めて最終1センター付近から最終2コーナーにかけて一気に踏み込む。佐藤のけん制を耐えて乗り越えると、最後は後方からまくりで迫る古性優作と、古性に乗って外を踏んだ山田久徳を振り切り先頭でゴール線を駆け抜けた。

【嘉永 泰斗(1着)】
 「(優勝できて)うれしいです。新山さんの後ろ攻めも想定していたし焦らず動けた。本当なら新山さんの3番手を取れれば良かったけど、郡司さんが先にきて引いた。松本さんが郡司さんと折り合う前に仕掛ければチャンスはあると思ったけど、無理矢理仕掛けたのもあって重かった。佐藤さんにいいけん制をもらって止まるかなとも思ったけど、ここまできたら諦めずに踏めばチャンスはあると思って、何とか乗り越えられて良かった。(今後の目標は)G1決勝に乗ること。(決勝に)乗れれば(タイトルを)獲れるチャンスが出てくると思う。まずはダービーに向けて仕上げていきたい」

髙野航記者

2024年4月7日 18時15分

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