熊本競輪Re:スタート! ~8年ぶりの本場開催~

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今回参加の10名が集合
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嘉永泰斗
熊本のエース格に成長
中川誠一郎、嘉永泰斗のWエースが出場

 7月20日、熊本競輪場で8年ぶりの本場開催が行われる。16年の熊本地震で被災。バンクは500から400に生まれ変わり、施設は大幅リニューアルを終えてのオープンを迎える。
 
 中川誠一郎は震災直後のダービーで優勝。「あれから8年たちましたね。(震災後のダービーは)神風でした。(19年の)別府(全日本選抜)は仕上がっていましたけど、静岡(ダービー)の時は自分でも怖いくらい展開が向いた」と8年前を振り返った。

 「もう45歳になりましたよ。だいぶふけましたね(笑い)」と、自身が年齢を重ねている間に熊本の若手が逞しく成長していた。「ここの記念でも、もうでしゃばらない。しっかりと支えていきます。しっかりみんなで。僕が絶対優勝というのが少なくなって、みんなに分散すると思う」。

 今シリーズは「走るからには頑張るけど、体調も普通くらい。気持ちだけは入れていきます」と強い気持ちをもってレースに臨む。

 嘉永泰斗は3年前に久留米競輪場で行われた「火の国杯争奪戦(GⅢ)」を制すなど、押しも押されもしない熊本のエースになった。震災当時はデビュー前で今回が初めての地元出走。「やっと始まりますね。ここが本当の地元なんで楽しみ」と再開を心待ちにしていた。「結果を求められるけど、自分の走りをすることが大事になると思う。いつも通りの競走をしたい。前回から上積みはないけど、コンディションは問題ないです」 

小山裕哉記者

2024年7月19日 16時12分

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