嘉永泰斗がG1初出走で初勝利! ~取手競輪場~

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嘉永泰斗
ウエイト効果てきめんでG1初勝利
パワーアップした肉体で鮮やかな一発を放ち高配当を演出

 2月20日(日)に取手競輪場で開幕した『第37回全日本選抜競輪』の4レースでG1初出場の嘉永泰斗(113期・熊本)が力強いまくりでG1初勝利。2車単15,270円(37人気)、3連単164,940円(271人気)の高配当を演出した。

 初手で後ろ中団を取った嘉永は菅田壱道を叩いて先頭に立つと、町田太我ラインを出させて4番手をキープ。追い上げてきた末木浩二を冷静にさばくと、最終バック線付近から車を外に持ち出して前団をのみ込んだ。

 「嬉しいですね。直前は特別なことはせずにいつも通りやってきました。(直前の練習の感じが)結構良かったので。いい状態で臨めたと思います。初手は町田君の後ろからで、町田君を出させるか突っ張るかって考えていたんですけど、ジャンできたので一回出させてまくろうと。踏み出しはここ最近で一番良かったですね」

 昨年の9月に岐阜で行われた共同通信社杯でG2デビュー。初日予選でも同じブルーの勝負服でG2初勝利。大舞台にも物怖じしない度胸のよさには目を見張るものがある。
「自分的には4番車とか6、8番車の方が気持ち的に楽ですね(笑)」と相手が経験値や車番的にも優れていても決して怯むことはない。
 
 和歌山記念で一緒だった荒井崇博(82期・佐賀)からのアドバイスが嘉永をさらに成長させている。1月に会った時よりも体つきが明らかに変わってきていた。 
「どんなに(競走間隔が)詰まっていても同じスパン(1日おき)でウエイトだけはやった方がいいって言われました。1カ月近くで2、3キロ増えましたね。すぐ落ちてしまうんですけど、食べることだったりサプリやプロテインは多めにとっています。練習をしていてもトルクが上がってきていますね。荒井さんもウエイトだけは欠かさずにやっているみたいなので。目標は85キロに設定して今は81キロくらい。あと3、4キロ増やそうと思っています」
 
 未知なるステージに挑む嘉永の走りに2日目以降も注目していきたい。

細川和輝記者

2022年2月20日 12時49分

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