開設74周年記念「ゴールド・ウイング賞」の決勝メンバーが出揃う ~西武園競輪場~

photo-81204
平原康多
ラインの力で復活のVを狙う
関東勢は大挙優出し地元勢と栃木勢に分かれて別線勝負

 4月22日(月)に西武園競輪場で、開設74周年記念「ゴールド・ウイング賞」の3日目が開催された。後半3レースには準決勝が行われて、激戦を潜り抜けた9名の精鋭が決勝へと駒を進めた。関東からは7名が勝ち上がり、黒沢征治を先頭にする地元勢5名と、準決勝の再タッグとなる眞杉匠-坂井洋の栃木勢に分かれて戦うこととなった。並びとコメントは以下のとおり。

【並び】
⑧黒沢征治-④森田優弥-①平原康多-⑦武藤龍生-⑥一戸康宏

②深谷知広-⑤稲川翔

③眞杉匠-⑨坂井洋

【コメント】
①平原康多「地元3番手。大宮記念でも地元5人で決勝に乗れたし、今回も(地元5人で)乗れることは奇跡的なことだと思う。初日、2日目とスカスカする感じがあったけど、2日目にいじって、準決は軽く踏み込んでゴール前で伸びた。森田はチャンスがあると思うし、後ろで援護できれば」

②深谷知広「自力。仕掛けてからは自分の距離だったしもちました。カカリは良くない感覚で苦しみながら踏んでいたが、相手も脚をつかっていたので。疲れを取って決勝に臨みたい」

③眞杉匠「自力。自転車の感じは日に日に良くなっているけど、もう少し煮詰めたい。いい時は出切ってからもう少し回せているし、体は本調子ではない」

④森田優弥「黒沢さんへ。出切ってからは、しっかりと自分のいい感じで回せていた。もう1回踏み直せた。アップの段階から気持ちを入れるまで、今日(3日目)が一番いいですね責任ある位置だし(地元記念を)獲りたい気持ちを出しすぎずにやることをやる」

⑤稲川翔「深谷君へ。切るまでは想定内でしたが、整えようとしたところでピッチが上がらずもう引けないと番手勝負に村上さんが落ちたのはわかったし、何とか3着に入ろうと思っていた。まくりにいければよかったけど、その力ははなくて、最後は考えもなく内にいっていた。できることは限られるがそのなかでしがみつけている」

⑥一戸康宏「地元5番手。記念の決勝に乗れたのは初めて。3着までに入れたのはうれしいけど、ラインとしてはいけない動きをしてしまった。決勝は着も内容も意識して。5番手を回るのは初めてだし、その位置の仕事はわからないけどまずはしっかり付いていって、最後は勝負したい」

⑦武藤龍生「自分のわがままで地元4番手。脚の状態は上がっているんですけど、踏み出しで口が空いたんでちょっとビックリした。森田君、平原さんの気合がすごかった。日に日に疲れが抜けて、いい状態だと思います」

⑧黒沢征治「自力。決勝に乗れたのは良かったが…。西武園記念の決勝は初めて。乗っている感じは余裕が合っていい感じです。森田君に前を回りますと言われたけどそれは違うかなと。点数もあるし前を志願した。やるべきことをしっかりやるだけ」

⑨坂井洋「眞杉君。思ったより直線が短くて踏み遅れた。眞杉君の踏み直しが良かった。2日目にハンドルをいじって良くはなったけど、またいじってみる。(決勝は)まずは追走に集中してやるべきことをやって、あとはチャンスが回ってくればといった感じ」

髙野航記者

2024年4月22日 19時00分

開催情報

ページトップへ