2024年度『全プロ記念競輪』が開幕 ~高知競輪場~

photo-82870
脇本雄太
地元地区のG1へ弾みを付けたい脇本選手
復帰戦を迎える脇本雄太の状態はいかに

 5月25日(土)から高知競輪場で2024年度『全プロ記念競輪』が幕を開ける。今シリーズは2日間で行われる短期決戦で、上位概定の優秀競走は3つ行われ、1位から3位までがスーパープロピストレーサー賞へと勝ち上がる。下の概定となる選抜競走6つレースは1位と2位、特選競走3つレースからは1位から5位までがダイナミックステージへと進める。

 やはり注目されるのは約1か月ぶりの復帰戦を迎える脇本雄太(94期・福井)の状態だろう。取手のウィナーズカップを制した直後の西武園記念で腰痛により2日目以降を欠場し、日本選手権競輪もあえなく欠場を余儀なくされてしまった。次のG1は地元の近畿地区で行われる高松宮記念杯で、本人も今シリーズ中に感覚をつかんでおきたいところだろう。
 
 「(前回の)西武園記念(初日は)レースが終わったあとに、イスから立てないくらいに腰が痛くて途中欠場した。それでダービー(日本選手権)も間に合わないくらいで…。現状、(完ぺきに)治っているとは言い難い。ただ、できる限りのことはやってきた。満足できるほどではないけど、走れるかなと」
 
 今シリーズに参加している寺崎浩平や三谷竜生、村上博幸や山田久徳らと岸和田バンクに出向き、高松宮記念杯に出場するメンバーによって〝宮杯合宿〟が行われた模様。今シリーズは不参加の地元・古性優作らを含めて質の高い練習メニューをこなしてきたはずで、ある程度の目途は立っているだろう。高松宮記念杯につなげるためにも初日から自慢のスピードを生かした走りでシリーズを盛り上げる。



細川和輝記者

2024年5月24日 16時39分

開催情報

ページトップへ