松坂洋平が意地の差し切り ~小田原競輪場~

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松坂洋平
仕上がりは良好だ
オールスター競輪に出場できなかった悔しさを胸に

 8月25日(日)に小田原競輪場で開設75周年記念『北条早雲杯争奪戦』の2日目が開催された。6Rからは二次予選が行われて、9Rには松井宏佑-松坂洋平-出澤拓也の地元トリオが登場した。レースは松井が正攻法からの突っ張り策を敢行し、河合佑弥の抵抗はあったものの別線を完封し最後は番手の松坂洋平が差し切った。

 地元記念で渾身差しを決めた松坂洋平は「(河合が)1車できていたので、最悪(松井)宏佑を迎え入れることも考えていたけど、宏佑が踏んでいったので。自分は番手なので一番楽な位置だった。残り1周からは宏佑と勝ち上がることを考えていた。(前回のオールスターは出場できず)悔しい思いをしたので、来年こそは自分の力で出場できるようにしたい。体調はここへ向けてやってきたし、体は動いていると思う。疲れも取って調整することができた。地元のオールスター組が頑張ってくれているので、その中で自分も援護ができれば」。

 地元開催のオールスター競輪には出場できず涙を飲んだが、今シリーズはその悔しさを胸に臨み仕上がりも良好。準決は松井宏佑-郡司浩平の3番手とチャンスは十分で、決勝進出を果たすシーンもありそうだ。

髙野航記者

2024年8月25日 18時32分

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