松坂洋平が地元で400勝 ~小田原競輪場~

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松坂洋平
“白い歯”にも、差し脚にもさらに磨きをかける
久々のG3制覇に勢いは加速

 小田原競輪場で開催されている第8回施設整備等協賛競輪「小田原城下町音頭杯(G3)」は、10月13日に2日目が行われ、二次予選で勝ち上がりが争われた。初日の特選で勝ち星を挙げて通算勝利を399にしていた松坂洋平(神奈川・89期・S1)が、二次予選で連勝。地元でメモリアルを遂げた。

 デビュー20年目での節目。300勝の区切りも地元の平塚だったけに、今シリーズでの思いも当然あったはずで、2日間を残して早々に達成した。
 「(400勝)ありがとうございます。次の(区切りの)500勝まで遠いんで、(目標は)G3の優勝ですかね」
 5月の平塚でのダービーは一、二次予選を連勝。初のG1ファイナルの期待も膨らんだが準決は9着に敗れた。その後は6月の高松宮記念杯、8月のオールスターに参戦も、このあとの寬仁親王牌、11月の競輪祭の出場権はない。
 「ここがあるのはわかってたんで、ここに向けてやってきました。(今年は)G1も出られないんで、ここしか(目標にして)調整するレースがない」
 20年には小倉で3日制のG3で優勝を果たした松坂だが、4日制のG3は11年の平塚以来ない。久々のグレード制覇、来年の競輪祭の出場権をここで確定させるためにも、優勝は視界に入っている。
 正念場の準決は、初日特選に次いで北井佑季とセット。9月向日町記念の二次予選、今シリーズの初日と北井との連係は、連続で白星奪取の松坂がここもきっちりとモノにしたい。

竹内祥郎記者

2023年10月13日 19時44分

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