小松崎大地が逃げ切り連発で準決勝に進出 ~防府競輪場~

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小松崎大地
自慢のパワーで決勝進出を目指す
細かい修正点を潰していきながら確実に良化中

 11月2日に防府競輪場で行われた開設75周年記念『周防国杯争奪戦』のシリーズ2日目の8レースで小松崎大地(福島・99期)が初日に続き圧巻の逃走劇を披露して準決勝進出を決めた。短走路の鉄則ともいえる攻めの仕掛けが連日、奏功しており、準決勝も侮れない存在となりそうだ。
 
 寛仁親王牌のシリーズ3日目に落車のアクシデントに見舞われてしまった小松崎大地ではあるが、最終日は気力を振り絞って最終ホーム付近からロングまくりを放ち2着に入線した。落車の影響はそこまでないかと思われたが本人には違和感しかなかった。
 「あんなに汚いフォームでモガいたのはかなり久々でした。影響がないはずなんてことはなくて大いにありました」とバッサリ切り捨てる。続く小松島F1シリーズは3日間確定板入りしたものの「着だけまとめられただけで、内容は全くだった」とこのシリーズに関しても納得はしなかったからこそ、ここにきて修正できているのであろう。

 「(初日を振り返り)フォームは良くなってきましたけど、コーナーの入り口で後輪が飛んでしまっているのでまだまだ修正しないと」と軌道修正に余念はなく、二次予選を制してようやく手応えをつかんだ様子だ。
 「スタートは取れたところから。ちょっと想定していた展開とは違う感じになったんですけど、対応できたと思います。いこうと決めたところからの反応とか、その後の踏んだ感触も良かったです。(調子に関して)不安な面は多々あるんですけど、レースになれば集中して走れています」
 
 勝負の準決勝は前回の小松島F1のシリーズにも対戦した太田海也とのマッチアップ。地元を背負う太田海也も一歩も引く気はなさそうだが、立ちはだかる強力本線を攻略するための糸口を探る。

細川和輝記者

2024年11月2日 18時27分

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