渾身差し決めた東口善朋 ~和歌山記念~

王者古性を差し切った
和歌山競輪場開設75周年記念G3『和歌山グランプリ』は、1月11日(土)に2日目が行われた。最終12レースで勝ち名乗りを上げたのは、地元の東口善朋(和歌山・85期)。古性優作を差し切って、準決勝へと勝ち進んだ。
正攻法から組み立てた古性は、別線を受けてすんなりと7番手に下げ切る。打鐘2センターから怒涛の巻き返しを見せると、あっさりと敵をのみ込んで最終主導権を奪取。呼吸を合わせてピタリと追走した東口は、4コーナーから追い込み、際どいゴール勝負を制した。
「強い選手を後ろに置くのはセオリーですし、7番手になるのは想定通り。(古性)優作はいつも緩んだところですかさず行ってくれるんで、信頼して、背中しか見てなかったです。抜けるかどうかの勝負をしたかったし、その中で交わせて良かった。初日よりも動きが少なかった分、冷静に見えていたし、良かったです。(前回から)一カ月時間がありましたし、(大垣記念の落車の)ケガも気にならなかった」
昨年大会は、準決勝で古性を差した実績があり、今年は二次予選でその再現となった。そして、今年は準決勝でも再連係が叶った。三度の差し切りがあるのか、どうか。集中力を高める東口に期待したい。
2025年1月11日 18時45分
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選手詳細データ
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東口善朋 選手和歌山・85期