棚瀬義大が初の地元記念で白星スタート ~大垣競輪場~

隊列が乱れて援軍を失いながらも堂々の逃げ切り勝ち
3月13日に大垣競輪場で行われた第12回大阪・関西万博協賛競輪のシリーズ初日7レースに登場した地元の棚瀬義大(岐阜・123期)が白星スタートを決めた。別線の包囲網に苦しめられてライン決着にこそ導けなかったが、初めての地元記念でプレッシャーのかかる中でもしっかりと結果を出した。
「緊張しました。(吉武信太朗ラインに)削られないようにと思って踏んでいったんですけど。後ろは付けにくかったですよね…。申し訳なかったです。でも中団で併走になっても引かずに勝負しようと思っていました。(先頭に立ったあとは)後ろに室井さんが入ったのだけはわかったんですけど、その後ろはわからなかったです。結果的にあまり脚を使わず駆ける展開になったので調子はわからないですけど、勝ち上がれたので2日目以降も頑張ります」
棚瀬は昨年のA級戦で優勝11回と、坂田康季と同率でトップの結果を残していた実力者。今期からS級に挑戦しているが、意外にも苦戦していた印象であった。それでも地元記念で結果を出せるだけの気持ちの強さがある。
「S級に上がってからは全部足りないと感じていますし、まだまだです。もっと脚力も上げていかないダメだと思っています。でも今回は志田さんから譲ってもらったシューズに換えたら感じが良かったので、2日目以降もこのままいきます」
先輩の志田龍星から譲り受けた新しいシューズがいきなりマッチして予選を突破した棚瀬が、地元ファンの声援に応えるためにもしっかりと見せ場を作る。
2025年3月13日 18時39分
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選手詳細データ
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棚瀬義大 選手岐阜・123期