菊池岳仁、寺崎浩平の2人が早期卒業 ~日本競輪選手養成所~

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制度初となる早期卒業の寺崎浩平(写真左)と菊池岳仁

 12月25日に静岡県伊豆市の日本競輪選手養成所で、117回生の菊池岳仁(長野)、寺崎浩平(福井)の早期卒業証書授与式が行われた。瀧澤正光所長が 「さまざまな困難に立ち向かうことになると思いますが、これまで養成所で培った技術と努力を続ける心を持ち続け、頑張って乗り越えてください。令和の怪物として競輪界を盛り上げ、支えてくれる方々への感謝を忘れずに、互いに切磋琢磨して競輪界の新たな歴史を築いてくれることを期待しています」と、訓辞を述べた。06年から導入された早期卒業制度でのプロデビューは菊池、寺崎の2人が初めてとなる。
 記録会で史上初となる2度のゴールデンキャップを獲得した菊池は、ダッシュ、トップスピードにプラスして驚異的なスピード持久力を持ち合わせ、総合力の高さが売り。また、200メートルFDで養成所記録を塗り替えた寺崎は、トップスピードの高さと抜群のレースセンスで競走訓練で8割を超える勝率を叩き出した。なお、2人はともにナショナルチームBに所属し、伊豆をトレーニングの拠点する予定。

 菊池岳仁(1月19日からの岐阜F2でデビュー)
 「早期卒業制度を知った時から、絶対に早期卒業をしようと強い思いをもって取り組んでいました。長野初のタイトルホルダーになれるように、そして先行でグランドスラムを達成したい」

 寺崎浩平(1月16日からの和歌山F2でデビュー)
 「早期卒業は自分にとってすごくメリットのあることなので狙ってました。7月に(ほかの)117回生がデビューするまでにはS級に特進して、3年以内に地元の記念で優勝したい」

竹内祥郎記者

2019年12月25日 12時28分

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