鈴木庸之が474日ぶりの勝利! ~青森競輪場~

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鈴木庸之
1着ポーズで写真撮影に応じた
寝たきり生活からの復活

 青森競輪場で行われている国際自転車トラック競技支援競輪(G3)は13日に3日目が行われ、準決勝12Rでは鈴木庸之(92期・新潟)が約1年4カ月ぶりに1着を手にした。

 レースは蒔田英彦(93期・千葉)が藤根俊貴(113期・岩手)を合わせ切って主導権を奪う。高橋陽介(89期・青森)が内に斬り込むと、最終バックは大混戦に。脚を溜めていた鈴木は4コーナーから内のコースを踏み込むと、鋭く伸びて突き抜けた。

 鈴木は「いままで取った1着のなかで一番うれしいです」と破顔一笑。腰のヘルニアの影響で寝たきり生活を強いられた時期もあったが、291日の欠場から昨年12月に復帰していた。それ以降、開催中止の影響もあって復帰後初勝利が遠のいていたが、腐らず努力を続けていた成果が表れた。「記念を獲った時よりも嬉しい。去年、(ヘルニアの)手術をして、立てない時期もあって、もう復帰できないと思ってましたから」。昨年2月の小倉F1で1着を取ってから実に474日ぶりの1着。「復帰して、こうして勝てて決勝に乗れたことが本当にうれしいです」と晴れやかな表情で勝利を噛みしめていた。

熊谷洋祐記者

2020年6月13日 19時24分

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