先を見据える鈴木庸之 ~川崎競輪~

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鈴木庸之
リラックスムードで取材に応える
直前にPIST6にも参戦

 川崎ナイター競輪ガールズF2が21日(木)に開幕する。S級10Rには鈴木庸之(新潟・92期)が出走する。

 鈴木は4月に持病のヘルニアによる欠場から188日ぶりに復帰。やはりまだ完全復活とはいかないまでも、徐々に復調の兆しをつかみ始めている。直前の久留米記念は腰痛の影響で欠場したが、今節は大きな問題なく参戦できるようだ。
 「(欠場は)大事を取ってって感じですね。練習はできているし、よくなっている感じはあります。PIST6も走ったので。PIST6は重ギアを使って走るから、競輪のギアとのふり幅が気になったけど、練習の感じでは大丈夫でした。その時に自力を出せていたし、今回も自力だからって違和感とかはないですよ」
 欠場以前はG1でも勝ち負けしていた機動型。トップ戦線に戻ってくることを心待ちにしているファンも少なくないが、焦りは禁物だろう。
 「もちろんG1に出たいとかって気持ちはあるけど、正直それは来年かな。もう来年の全日本選抜の選考期間も始まっているし、そこを目指してって感じですかね。まずはしっかり状態を戻して、戦えるようにするってことが大事ですからね」
 物足りなさは本人が一番感じているだろう。それでも一歩ずつ着実に歩みを進め、大舞台で光り輝く日を待つ。

熊谷洋祐記者

2022年7月20日 18時00分

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