脇本雄太が落車棄権で敗退 ~小倉競輪祭~

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脇本雄太
まさかの一次予選敗退を喫した
約3年振りの落車

 小倉競輪場を舞台に開催されている第62回競輪祭において、初日8RでS級S班の脇本雄太(福井・94期)が落車するアクシデントが起きた。

 レースは、後ろ攻めの脇本が動かず、赤板を過ぎても隊列に動きはない。最終ホームで5番手から河端朋之(岡山・95期)が仕掛けるが、3番手の菅田壱道(宮城・91期)のけん制を受けて不発に。その煽りを受けた脇本は外を仕掛けられず、北日本勢後位に切り替えた阿竹智史(徳島・90期)の内に詰まってしまう。2センター付近で接触があり、脇本、阿竹、田中誠(福岡・89期)の3名が落車した。最終的に菅田が3番手から鋭く伸びて1着。脇本が圧倒的な人気を集めていただけに、3連単は463,400円の特大配当となった。
 脇本の落車は3年前の平塚グランプリシリーズF1決勝以来。落車直後の診断は後頭部打撲のみと、骨折などはないようだが、競輪祭2日目以降は欠場する。年末のグランプリまであと一ヵ月半を切っており、さらには来年の東京オリンピックも控えている。輪界最強の男の容態が心配される。

熊谷洋祐記者

2020年11月18日 20時00分

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