野口諭実可が初優勝 ~小倉競輪場~

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野口諭実可
川野信一郎(52期・引退)に鍛えられて力をつけた
3連単の配当46万円台の大穴決着

 2月27日に開催された小倉ミッドナイト競輪の最終日、8レースのガールズケイリン決勝戦で野口諭実可(大分・102期)が1着。デビューから8年7カ月での初優勝となった。

 レースは前受けの橋本佳耶(熊本・114期)が打鐘過ぎから踏み込んで逃げる。6番手の奥井迪(東京・106期)が最終ホーム前から反撃に出るが、接触した永塚祐子(神奈川・118期)が1コーナーで落車。久米詩(静岡・116期)、荒川ひかり(茨城・110期)が乗り上げてしまう。2番手をキープしていた林真奈美(福岡・110期)が2コーナーからまくると、追いかけた野口がゴール寸前で逆転した。
 「2日間、危ないレースをしてしまっていたので、決勝は安全な走りを心掛けてました。強い人ばかりでどうするか迷ったけど、林さんが行ってくれたので。これがデビュー初優勝なんですが、落車があったのが悲しいです。奥井さんも失格したので、喜べません」
 野口はガールズケイリンの1期生として2012年7月にデビュー。前日の予選2が3年9カ月ぶり1着だった。デビューから通算10勝目が初優勝となったが、今度はすっきりした勝ち方で2度目の優勝を目指す。

笠原裕明記者

2021年2月28日 01時43分

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