第5回ウィナーズカップ ~松阪競輪場~

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山口拳矢
センスのある立ち回りが二次予選で光った
ビッグ初勝利で準決に進出

 松阪競輪場で開催されている「第5回ウィナーズカップ(G2)」は、3月26日に2日目が行われ、二次予選の6レースでは117期のルーキー山口拳矢がビッグ初勝利を飾った。今シリーズがビッグ初出場の山口は、一次予選を3着でクリア。二次予選では3番手の好ポジションを確保すると、落ち着いて直線勝負。外をシャープに伸びて、初のビッグで準決に進んだ。
 「(大石剣士が来て、出させるか突っ張るか)ちょっと迷いながらって感じでした。出す予定ではあったんですけど、もうちょっと早く来ると思った。来た時点で(南関勢の)2車なのはわかったので冷静に。あとは自分が届くところからと。(最終)3コーナーくらいから行きたかったけど、だいぶ波をくらって苦しかった。今日(2日目)は作戦通り走れたんで、9車でやっと初めてうまく走れました。ただ、慣れたというより、たまたまうまくいった感じです」
 27日、3日目の準決10レースは、地元の浅井康太とタッグ。もちろん先頭を務めるのは山口だ。
 「浅井さんとは初めて一緒の開催になった(1月の)豊橋記念でアドバイスをもらった」
 2度のグランプリを制している地元の浅井を背負い、山口のイメージする立ち回りはいかに…。センスだけではしのげないビッグ準決だが、期待せずにはいられない。

竹内祥郎記者

2021年3月26日 20時01分

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