繰り上がりでの９連勝達成

　6月16日に開催れた西武園モーニング(FII）最終日の第11レース・A級チャレンジ決勝で長屋秀明（岐阜・117期）が完全優勝を果たした。これで長屋は、4月の青森FIIモーニング、6月の四日市FIIナイターに続く3場所連続優勝で、あっせんされていた29日の久留米レインボーカップ・チャレンジファイナルを走ることなく、明日17日付けでA級2班への特別昇班を決めた。

　決勝は長屋が赤板過ぎに先に切ると山田祐太（福島・113期）が叩いて先制。中団を取った長屋は山田ラインと車間を空けると詰める勢いで2コーナー手前からまくる。最終バック手前で鰐淵圭佑（群馬・90期）が強烈なブロックで長屋を止めて返す刀でタテへ踏み込み1着でゴールするも斜行で失格。鰐淵に止められても踏み続けた長屋が2着から1着へと繰り上がった。

　決勝こそまくりだったが、先を見据えて積極的なレースに徹している。A級1、2班戦でも持ち味の強烈ダッシュを生かしたスケールの大きい競走でレースを盛り上げてくれそうで、昇班初戦が今から楽しみだ。

• 選手詳細データ

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  長屋秀明 選手岐阜・117期