初のGⅢ決勝を目指す小原佑太 ~武雄競輪場~

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小原佑太
世界を舞台に戦っている小原選手が自慢のスピードを披露する
同期の活躍に刺激を受けて自らを高める

 11月27日(土)に大会3日目を迎える第2回施設整備等協賛競輪『飛龍賞争奪戦』の10レースに登場する小原佑太(青森・115期)が自身初となるGⅢ決勝の舞台を目指して自慢のスピードを発揮する。初日特選では押さえて駆けて原田研太朗にこそまくられたが3着に粘り込み、二次予選は内に封じ込められる苦しい展開となったが、外でフタをした福永大智を強引にどかしてまくり快勝。今シリーズは先行、捌き、まくりと展開に応じて攻め分ける器用な一面を見せている。
 「まだヨコの動きは下手ですけど、ああなったら勝負するしかないと思って。最後は差されるかもって思いましたけど押し切れたので。タイムも悪くないですね。11秒2ですか? やっぱり。11秒前半はでているなって感じだったので。すんなりだったら10秒6は出せましたね(笑)それくらい感じは良かったです」
 
 デビューから8度目となるGⅢ開催。準決勝に勝ち上がれたのは今回で5回目。ポテンシャルの高さを考えればいつ決勝に乗ってもおかしくないだろう。
 「初めてGⅢを走った去年の函館は1着、1着で勝ち上がれたけど準決4着で決勝に乗れなかった。今年の広島GⅢ(玉野記念in広島)でも予選はピン、ピンで準決が4着。小田原記念は深谷(知広)さんを相手に先行しましたけど7着でしたね。準決でのいままでの最高が4着なので、そろそろ壁を破りたいですね。同期の坂井(洋)さんも記念を獲ったし、自分も負けていられないですよね。今月までが全日本選抜の選考期間で、Aチームなら点数に関係なく出られましたけど自分はBチーム。点数を上げないといけないし、決勝に乗れるように頑張りたい」
 
 別線は、九州勢が絆の強い同期ラインで青柳靖起-松岡辰泰で並ぶ。さらに底力ある山岸佳太もいるだけに、激戦ムードだが、世界で戦っている小原が自慢のスピードで混戦突破を狙っている。 

細川和輝記者

2021年11月26日 19時05分

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