男気を継承するレーサー

　29日（月）から、松戸競輪F2ナイターが開幕する。チャレンジ4Rには、上遠野拓馬（宮城・119期）が松戸バンクに初登場だ。
　上遠野は10月平塚でデビュー後2度目の優勝を飾るなど、メキメキと力を付けている新人。師匠は輪界1、2を争う男気レーサーと名高い荻原尚人（宮城・89期）だ。
　「平塚の優勝は嬉しかったですね。地区プロにも出たんですけど、師匠に『1キロタイムトライアルに出てみろ』って言われて、出てみたらS級選手と走って3位に入れたんです。そこで自信が付きましたね。だって、普段の競輪は2周先行しても1キロはモガかないじゃないですか。それから、もっと長い距離も踏めると思えたんです。今思えば、それが師匠の狙いだったんだと思います。ここに来る前は『最近、仕掛けが遅いんじゃねえか』って言われてきたので、緩んだところを逃さずに行くことを意識していきます」。
　師匠の助言がきっかけで、自信を付けた上遠野。熱い魂を継承し、初日から激走してくれるに違いない。

• 選手詳細データ

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  上遠野拓馬 選手宮城・119期