パワーアップした脇本勇希 ~岸和田競輪場~

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脇本雄太
初日のジャン前先行は迫力満点の仕掛け
偉大な兄・雄太の教えを守る

 8月4日「第3回大阪・関西万博協賛競輪」の開催初日が岸和田競輪場で行われ、7レースに出走した脇本勇希(福井・115期)が兄・雄太のようなジャン前2コーナーからの仕掛けで2着に粘り(3位入線繰り上がり)一次予選を突破した。

 「前を取って引いて行けるところからでしたね。ジャンでかなり緩んだので、カマせば決まると思った。タレたけど、内容的にはしっかり駆けられたのが良かった。兄貴が福井に帰ってきて、しっかりと練習ができている。長い距離を踏む練習をしたのが生かせている」と初日の勝ち上がりには練習の手応えを得た。

 「ジャンからのタイムが11.1-11.2-11.5でした。バンクも軽かったし、いい感じで駆けられた」とジャンからの600メートルタイムを意識しているのは兄の教えだろう。「いまが23歳。遅咲きだと思って少しずつでも頑張っていきたい」と、これからも地道に力を付けていく。

 明日の二次予選は地元の大将・南修二(大阪・88期)の前回り。初日のような鮮やかな逃走劇でバンクを沸かしてくれるはずだ。

小山裕哉記者

2022年8月4日 19時10分

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