脇本雄太が雨天のシャイニングスター賞を制す ~西武園競輪場~

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脇本雄太
シャイニングスター賞の表彰台で笑顔をみせる
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台風が近づく悪天候にも負けず脇本雄太(7番車)が10.9秒のまくりを決める
高速まくりで雨走路を攻略し3連勝で準決勝へ

 8月12日(金)に、西武園競輪場で行われた第65回オールスター競輪4日目のメイン11レース『シャイニングスター賞』は脇本雄太(福井・94期)が制した。

 レースはスタートで古性優作が出るも、新田祐大が追い上げる形で誘導員の後ろに入り、脇本は2番手の位置からレースを組み立てる。太田竜馬が押さえると、深谷知広がその上を叩いて打鐘から先行態勢に入る。脇本は一旦、8番手まで下げて4コーナーから巻き返すと、深谷の番手でけん制してから前へと踏む郡司浩平を勢いよくのみ込んで、差し迫る古性を振り切って近畿両者でワンツー決着。
 「新田さんの動きが予想外だったけど、それ以外は(自分が)行くところで行けているなと。(打鐘付近は)太田(竜馬)君と(深谷知広が)踏み合ってたし、行くところではないと。その辺りは冷静にいけた。昨日(3日目)より雨で気温が下がってたんで、自分のなかでは走りやすいコンディションだった。雨のなかでのレースは、(雨での)練習もできているし、日本の競輪に戻ってきたんで、雨には対応をしていかないとっていうのがあります」
 好メンバーがそろったシャイニングスター賞を制してことに関しては「シャイニングスター賞を制したことよりも、古性君とワンツーをできたことの方がうれしい」と冷静に語った。
 「連勝はあまり意識せずに目の前のレースに集中して走りたい」と激戦を制した喜びにひたることなく、準決勝以降へ気持ちを向けた。

角田祐馬記者

2022年8月12日 22時20分

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