大石剣士が積極策で魅せる! ~青森競輪~

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大石剣士
ケレン味のない競走が持ち味
初日特選は山崎芳仁(福島・88期)の前回り

 青森競輪F1ナイターが10月24日(月)から開幕する。初日特選では、大石剣士(静岡・109期)が山崎芳仁(福島・88期)に前を任された。

 大石は、前回の地元F1で深谷知広(静岡・96期)の前を初日特選、決勝戦と2度回った。決勝では中野慎詞(岩手・121期)を相手に赤板から突っ張り先行に出て、深谷の優勝に大きく貢献。大石は「前回は‘‘3日間‘‘責任のある位置を回りました」と、その2走だけでなく齋木翔多(静岡・115期)の番手を回ったレースも含めて前走を振り返った。
 「もちろん深谷さんの前を走ったのもそうですけど、齋木の番手を回った時も緊張した。地元の後輩ですし、最近は先行できていなかったらしくてちょっと悩んでる感じだったんですよね。それでも、しっかり先行してくれて。最後に齋木が落車しちゃったのが残念だったけど、気持ちを入れて走ってくれて嬉しかったです」
 準決勝は1着で突破。齋木の気持ちを受け取って、深谷の地元優勝につなげた形だ。
 「地元で(自分か深谷の)どっちかは優勝しないといけないと思って、決勝はああいう競走になりました。ただ、中野君が強くてホームまでしか持たなくて。理想はバックまでは行きたかった。ホームで番手から出て、優勝できるのが深谷さんのすごいところ。深谷さんじゃないと優勝できていないですよね」

 今節の初日特選は南関勢が一人。同じく北日本勢も山崎一人で、大石は「単騎でも自力だけど、山崎さんが付いてくれたら…」と、北日本を代表するタイトルホルダーとの連係を熱望していた。すると山崎は「大石君が頑張ってくれるなら付くよ。最近は人の後ろにも抵抗なく付くようにしてるので」と即席連係が叶った。
 「山崎さんに付いてもらえるのは光栄なことだと思います。付いてもらえるなら、それなりの走りをしたい」
 ラインの重みを改めて感じた大石が、山崎の前でどんな走りをするのか楽しみだ。

熊谷洋祐記者

2022年10月23日 16時57分

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