900勝に比べれば…

　小松島競輪開設73周年記念『阿波おどり杯争覇戦』の3日目8Rで、山岸佳太（茨城・107期）が通算200勝を達成した。

　別線が流している隙を逃さずに、打鐘2センターから仕掛けて押し切り。初日もほぼ同じタイミングから仕掛けたように、今節は積極性が増している。
　「それを意識して（あっせんの止まった）1カ月間は練習してきたので。押し切れたけど、まだ最後は脚が三角に回っている。まだまだですよ」

　これで通算200勝を達成したが、言うまでもなく通過点。輪界のレジェンドに比べれば「まだまだです」と笑う。
　「あんまり意識はしてなかったです。節目ではあるので嬉しいは嬉しいですけど、勝ち上がりで決めたかった。それに、最近は神山（雄一郎）さんの900勝の話題がすごかったし…。900勝に比べれば200勝なんて（笑）」

　茨栃の大先輩の背中を追いかけながら、自分はまだまだ長い距離を踏み切る。その背中をまた、関東の若手が追いかけていく。

• 選手詳細データ

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  山岸佳太 選手茨城・107期